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【触診の教科書紹介上肢・下肢】現役理学療法士が使っている触診の教科書を紹介!!

触診の大切さ。

理学療法士は法律で、

「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

このように定義されています。

そこで重要になってくるのはやはり触診技術になります。

温熱療法や電気刺激を加えるにしても、狙いたい組織にしっかり刺激が届くよう触れないといけないし、

なんといっても、どの部位で痛みが出ているのかを把握するためにも触診は必ず必要です。

自分の体で怪我した時に、触ってこれが痛いんかなとかしてしまうのは僕だけでしょうか。

京都マラソンを走ったあとも腓骨筋腱のところで炎症が生じていました。

というわけで、

理学療法士たるもの触診はできないといけないということです。

サッカーでいうドリブルやパスができないようなものです。

お医者さんとの共通言語は解剖学なので、触れるということは解剖を知っているということにも繋がります。

そんなわけで、今回は普段どの教科書を用いて勉強しているのか、などについて解説していきます。

よろしくお願いします!

運動療法のための機能解剖学的触診技術。

こちらの上肢編、下肢・体幹編、主にこの2つになります。

この書籍は、整形外科リハビリテーション学会から出版されている書籍でして、

整形外科の理学療法士といえばの、林典雄先生が執筆されています。

中身はお見せできないのが残念ですが、

この本の何がいいかというと、臨床で押さえておくべき触診部位を基本的に網羅してくれているという点です。

やはり人間みな二足歩行ということもあって、問題となりやすい部位、拘縮必発部位などは存在します。(だいぶざっくり言ってます)

そこで、この教科書の内容を網羅しておけば、新卒3年目程度まではまだ安心できるのではないでしょうか。

対象とする組織を如何にして確実に触るか?他の部位との鑑別は?臨床でのポイントは?

このような点を大体は押さえてくれています。

できるだけ早くこの教科書の内容をマスターするつもりです。もうこの本を確実にすることが、野球のキャッチボールを完璧にすることと一緒と言ってもいいのかなと。。

骨格筋の形と触察法。

そして補助的にこの教科書も使ってます!!

こちらの本が何がいいかというと、

ご献体の解剖図をもとに説明し、その上で触診方法を教えてくれているという点です。

僕は先ほどの「機能解剖学的触診技術」を見ながら、「骨格筋の形と触察法」でイメージをリアルにして確認するという方法をとっています。

ぜひこの方法活用してみてください!

環境は本当に大切。

ここまではあくまで僕の勉強法をお伝えしただけです。

最後にもう一点お伝えしたいことがありまして、、

やはり一番大事なのは「環境」です。

かの有名な本田圭佑選手のスピーチ映像でも「環境は大事にしろ」と言われていました。

もちろん熱意があれば一人でも勉強することはできます。

しかし、一人では気付けないこともあるわけです。

厳しい環境にいて当たり前と思って何かをやってたとき、他所へ行って凄いなと言われることがあります。これは決して自分が凄いわけではなく、その環境にもまれた結果そのレベルになるべくしてなっているだけなのです。

逆にそれを凄いなの一言で片付けられると正直腹立たしくも思います。最近はもう人は人と考えるようになりましたが、、

理学療法士でいうと、やはり患者さんを治してなんぼの職業だと思っているので、むしろなんでやってないの?というのが率直な気持ちです。

まだ就職されていない先生方には、ぜひたくさん病院見学に行き、より勉強のできる環境を選んで欲しいなと思います。特に最初の就職先は!!