病院で数年勤務して、ある程度経験を積んできた理学療法士の方の中には、
「そろそろ次のステップとしてクリニックに転職しようかな」
と考える方も多いのではないでしょうか?
たしかに、クリニックは外来中心で勤務時間も比較的安定し、ライフワークバランスが取りやすい魅力があります。しかし、実際に転職してみて「こんなはずじゃなかった…」とギャップに悩むケースも少なくありません。
今回は、病院勤務からクリニックに転職する理学療法士が注意すべき4つのポイントを解説します。転職前にしっかり確認して、後悔のないキャリアを選びましょう!
はる坊
個人的に、病院→クリニックはおすすめの転職動線です!
クリニック勤務は“即戦力”が求められる
病院では、配属後に教育体制が整っていることが多く、経験が浅くても成長しやすい環境です。
一方で、クリニックは少人数体制のため、即戦力を求められることが多く、OJTに割ける時間や人材に限界があります。
OJT(on the job training)
職場(仕事の現場)で実務を通じて行う教育・訓練のこと。
上司や先輩が、実際の業務を通して新人や後輩に知識・技術・仕事の進め方などを指導する方法です。
特に整形外科クリニックでは、整形外科疾患に対する評価力・治療技術・自主トレ指導力が求められます。バイタルの計測などはほぼしないので、解剖学や運動学の知識がより一層試されます。
担当件数・リハビリ時間に要注意
自分の所属する整形外科クリニックでは、1日24単位(2単位×12人)を見ています。
もちろん週に108単位は超えないよう調整はしています。
もし今所属している病院のノルマが、1日18単位とかだと少し身体的に疲れやすいかもしれません😭
ここはクリニックによって変わりますが、1単位で回して24人みる施設もあるそうです。
もしクリニックに行きたいという方は、見学の際に聞いておきましょう📍
さらにクリニックは基本的に担当制です。
もしリハビリ後に患者さんが治ってないと判断された場合、「担当を交代してほしい」と言われることも少なくありません。
知識や技術面はもちろんですが、多少の営業力・コミュニケーション力は必須でしょう。
医師や看護師との連携はより密に
病院ではリハビリテーション科と医師との距離が遠く、先生とはメールでのやり取りが多いケースもありましたが、クリニックでは医師との物理的距離も近く、直接の指示・相談の機会が多くなります。
そのため、
- 他部署とのコミュニケーションの柔軟性
- 医師の方針への理解
などが重要になります。
例えば、
診察と被らないようにリハビリを予約する
医師にリハビリをどこまで進めていいか逐一確認する
日々の業務に慎重さが必要です。慣れれば問題ないのですが、慣れるまで時間はかかるでしょう。
ただし、個人的には、
医師に「注射を打ってほしい」とお願いしたり、理学所見を伝えて〜という病態なのでもう少しリハビリをゆっくり進めた方がいいか確認したり、
医師とより密になってリハビリテーションを進められるので、患者さんも安心ですし、リハビリ業務のやりがいは増しました!
キャリア形成を考えるなら早めに準備を
クリニックは働きやすい反面、昇給やキャリアパスが限定的になりがちです。
特に、主任や管理職ポジションが少なく、年収もある程度で頭打ちになる傾向があります。
金銭面的には、20代の方におすすめです💰
理由として、病院より給与が比較的高い傾向にあるからです。
病院だと350〜400万円だった人が、クリニックに行って450万円ほどになったという事例を多く耳にします。
はる坊
僕は転職で、
給与面が420万円→450万円、休みが月7日→月8日になりました。
給与も上がりつつ、副業の時間が増えるので良しとしました。
長年そこに勤めて昇給を待ち、年収が上がるのもありです。
ただ、一度違うところを経験することで間違いなく視野も広がりますし、“20代のうちに少しでも高い年収にして、資産形成に取り組む” というのも一つの手段ではないでしょうか?
決して自分を安売りしないように日々行動しましょう🔥
まとめ|転職は慎重に、でも柔軟に動こう
病院からクリニックへの転職は、自身のライフスタイルや患者層が大きく変化するため、最初は戸惑いの方が多いです。
だからこそ、転職は焦らず、情報収集や見学を丁寧に行う必要があります。
しかし、いつまでも考えているだけでは何も現状が変わりません。変わりたいという気持ちがあるなら、まずは転職エージェントに相談してみることをおすすめします🔥
親身に自分の話を聞いてくれますし、誰かに話すことでかなり自分の現状を整理することが可能です🏋️♀️ ぜひ下記リンクから気軽に相談してみてください!

