資産運用

年収400万円理学療法士によるidecoの活用方法。part①

はじめに。

資産形成の一助として、政府ではNISAやidecoなど税制優遇がなされた投資の仕組みが用意されています。

そこで今回は、idecoについて簡単にまとめた後、自分の立ち位置を考えた上でその使い方を考えてみたいと思います。

今日は特にidecoを始めるときに活用できる情報をまとめてみようかなと。

受け取りの際の話はどのみち数十年後になるのでまた別の機会にします!!

よろしくお願いします!!

idecoとは。

idecoとは、自分で作るオリジナル年金です。

individual-type Defined Contribution pension plan

個人型確定拠出年金

頭文字をとってideco名付けられています。

年金の平均受給額は国民年金56,000円、厚生年金146,000円を月に受け取ることができています。月200,000円程度を受け取れる計算ですね。

ただこの額だと心許ない方も多くいると思われます。

そのため自分でも老後資金を用意してくださいね、国にだけ頼るのはやめましょうねという話です。

特に年収がそこまで高くない我々理学療法士にとっては非常にありがたい制度ですね。

idecoでは3つの税制メリットが得られます。

idecoによる3つの税制メリット

①住民税と所得税が軽減できる。掛金全てが所得控除になる。

②運用収益が全て非課税になる。

③受け取りの際も退職金や年金として控除が適応される。

「自分で自分の年金を用意するなら政府は優遇しますよ」と言ってくれているようにもとることができますね。

②の運用収益が全て非課税というのはNISAと考え方が同じです。

idecoで100万円が投資し120万円に増えた場合に、その利益の20万円は全て自分のものというイメージですね。ここはNISAの回でも述べたので説明はこのくらいにしますね。

① 掛金が全額所得控除になる。について解説。

例えば毎月20,000円をidecoで引き落とされる場合に、その額には税金がかからないということになります。

20万円の給料に対して、所得税率10%、住民税率10%の人は

20万円✖️20%=4万円

4万円が税金として引かれてしまいますが、

ここが20万円から2万円(ideco)が引かれた額に対し税金が掛かるため、

18万円✖️20%=3.6万円

3.6万円が税金として引かれる計算になり、

4万円ー3.6万円=4千円

毎月4千円が節税となっています。

「月4千円かー」と思うかもしれませんが、年間にすると48,000円、20年もこれを続けると96万円が節税される計算になります。

idecoのデメリット。

idecoのデメリット

①長期間の資金拘束。

②元本割れのリスク

③手数料がかかる

④本当に節税になるかは人による。

資金拘束について考える。

①の資金拘束というのは正直かなりのデメリットだと自分は考えています。

というのも20代の僕は、

「株価が大暴落したときに買い増ししたい」「まだ余裕資金が数十万しかない」「まだまだ自己投資、自己研鑽にお金を使いたい」

こんなことを考えています。ここで月4千円の節税、年4.8万円の節税は、副業で月5万円稼ぐ、そのために自己研鑽する、そういったところで十分取り返せると考えます。

もちろん結果を出さなければ口だけになってしまうのですが、、

元本割れのリスク。

元本割れのリスクに関しては、適切な投資信託を選んでいればほとんどこのデメリットは回避できると考えています。

emaxis slim米国株式、SBI全世界株式インデックスファンド

この辺りを選んでおけばほぼ間違いなく最低5%前後のリターンは期待できるかと思います。

絶対ではありませんが!!

手数料がかかる。

国民年金基金連合会に加入時・移管時に3,000円程度、掛金納付時に100円程度の手数料が生じます。できるだけ安いネット証券を選びましょう!

本当に節税になるかは人による。

運用した資産を受け取る際に課税されます。

受け取り時に公的年金等控除や退職所得控除が使えますが、課税が軽減されるだけでゼロになるわけではありません。ここはまた受け取り時の説明をする際に、part2で具体的に説明しますね!

idecoに向いている人、向いていない人。

正直自分の手元にある程度の余裕資金がない人にはあまり向いていないと考えます。

長期間の資金拘束、途中で資金を引き出せないというのは正直かなりのデメリットです。

流動性のない資産を作ってしまうと、いざ必要なときにお金が手元にない状態だと、なんのためにお金を毎月お金投資にを回しているのか分からなくなってきます。

ただ、「毎月お金を貯めることができずにすぐ使ってしまう」、「家計のやりくりが苦手」という人にはとてもいい制度になるのかなとも思います。

年収400万円理学療法士が考えるidecoの活用法。

僕はまだidecoを始めていません。

特に2024年からNISAの投資枠がかなり拡大されてからは、NISAの方を優先的に使いたいというのが本音です。

理由は、資金拘束されてしまうというのを考えるとなかなか踏み切れないのが本音です。

節税と資金拘束を天秤にかけたときに、まだ僕の中では資金拘束されてしまうことにかなりのデメリットを感じてしまいます。

現状200万円程度の資産という状態で、まだidecoを活用する段階ではないのかなーというところです。

もっと資産が拡大することができたら始めてidecoを活用してみようかなと。。

資産が1000万円くらいになったらまた改めてidecoを考えてみます。それでもまだ始めていない気もしますが、、、

NISAは全力で活用していきます!!

最後に。

idecoについて簡単にまとめてみました。

正直まだまだ知識不足で最大限idecoを理解し、この結論に至っているかと言われるとまだそこまでではありません。

が、概ね考え方としては間違っていないとも思います。

まずNISA、その次に余裕があればidecoを始めてみようかなと。。

ぜひ参考にしてみてください!!