ここ数年20代で転職を選ぶケースが急増しています。
「転職するの早くない??」
「石の上にも3年じゃないの?🧐」
そう感じる方は多いと思いますが、それはもはや時代遅れの考え方です。
この記事では、“20代の理学療法士がなぜ転職を選ぶのか” その背景とさらに将来を見据えたキャリア戦略について詳しく解説していきます!!
目次
業界を問わず20代の転職は増えている
終身雇用の崩壊と価値観の変化
かつては“1つの職場で長く働くのが美徳”とされていましたが、今は違います。
トヨタや経団連も“終身雇用は維持できない”と発言する時代です。
20代の人たちはそれを肌で感じ、自分のキャリアを自分で設計しようとする意識が高まっています。
給与への不満と成長機会の渇望
職員の管理ができていないのに管理職に就く上司?
自分の方が働いて結果も出しているのになぜ年齢だけで評価が決まる?
この日本社会ではまだ根強く“年功序列”が立ちはだかっています。
これを打破するのはその職場に居続けて結果を出し続けることではありません。
理学療法士であれば、学会発表、認定理学療法士の取得、その他スポーツ帯同などをしたからといって給与が上がるというのは考えにくいです。
必要なのは“転職市場に自分を曝け出すこと”です
20代だからといって自分を安売りしている場合ではありません!
積極的に自分を売り出していくことが、業界に関わらず必須の時代です。
- 20代の転職者は業界を問わず増えている
- 20代のうちは成長できる環境、年収アップが主な転職理由
理学療法士も時代の先を読んでいく
業界には寿命がある
鉄工業・造船業・金融業・銀行業・IT産業
このように各種産業は約20〜30年ほどで衰退していきます。
医療業界は健康保険の都合上、成長が難しいところはあります。
成長という言い方が正しいかはわかりませんが、医療技術職の取得単位に対する報酬が上がらない以上は給与が大幅に上がることは考えにくいでしょう。
そこで理学療法士が考えることは、
“理学療法士は業界の衰退はないが成長も少ない”
“成長産業に転職するか自分の価値を高めて副業などで稼ぐ”
この2つです。
やはりどこかで収入源を増やし、年収を高める努力を続けることが必須でしょう。
“はる坊”の描く理学療法士の未来
理学療法士の未来として、各分野の差別化・細分化がさらに進むでしょう。(整形外科の中でも肩関節・股関節、脳神経系でも超急性期・指定難病など)
その他にも、オンライン診療・リハビリの普及、ロボットを活用したリハビリテーションが普及、これらは10-20年以内には浸透していると考えています。
- テレビがなくなりYouTubeの個人チャンネルが普及した
- SNSが普及し個人の言論が世に認知されやすくなった
今は個人で稼ぐ時代がきています。
会社に縛られず、フリーランスとして結果を出している人は多いです。副業が浸透しているのはみなさん周知の事実かと思われます。
- 労働者である以上時間を差し出して給料を貰う
- フリーランスであればスキルを差し出して報酬を貰う
- 経営者であれば商品/サービスを差し出して売上を貰う
- 投資家は資本金を差し出して配当金を貰う
これは「名著 金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏の考え方ですが、労働者あるいはフリーランスである以上金持ちになるというのは難しいでしょう。
もちろん一生理学療法士として安定した収入を得続けるというのは1つの正解ですし、それが悪いというつもりは一切ありません。むしろリスペクトを表します。
しかし逆にいうと国家資格である以上、僕たちはいつでも理学療法士の仕事に従事することが可能です。このアドバンテージは大きいです。
だからこそ
20代のうちに転職を経験、異職種にチャレンジする、個人で小さな事業を作ってみる
これらのことをしても失敗にはなりにくいです。
僕は労働者からフリーランスに移行して事業を作る、その事業に人を雇って経営者になる。そしてさらに稼いだお金で投資家に回る。これを目指して人生を進めようと思っています。
ちなみに投資は少額ながらすでに始めています😄
20代のうちに“失敗”と“経験”を繰り返して武器を手に入れる
20代は失敗を繰り返せる年代と言っても過言ではありません。
20代理学療法士であれば、
- 学会に積極的に参加し発表経験を繰り返す(プレゼン能力)
- 臨床で患者さんに向き合い治療技術やエコー技術の研鑽をする(PTの知識・技術拡大)
- 転職経験をしておく(30代になってからの転職へのハードルが下がる)
- 営業やコンサルといった他職種の人と繋がるあるいは異職種に転職する(視野を広げる)
- 投資や副業経験をして自分でお金を管理するスキルを身につける(マネーリテラシー)
こういったことを繰り返し武器を手にいれられるのが20代の特権です🔥
もし給与あるいは環境に不満を抱いているのであれば、積極的にそのチャンスを掴みにいくことができるのが“転職”というわけです。
20代理学療法士にがすべき行動
- プレゼン経験(人に伝える能力)
- 理学療法知識・技術の拡大
- 転職経験
- 医療業界以外にも目を向ける(読書・友人と話す・オンラインなど)
- 投資や副業経験
転職で失敗しないためのポイント
① 自分の「今後の軸」を明確にする
「どんな専門分野で、どんな働き方を目指したいのか?」を詳細に分析し、今の自分に必要な行動を紙に書いてみましょう📝
可能であれば、40-50代でどんな人間になりたいのか、今の自分のスキルや経験の棚卸しも紙に書いてみると、今自分がすべきことを整理できるのでおすすめです😄
② 転職エージェントで非公開求人を押さえる
“転職”の際にはエージェントの利用がおすすめです。
非公開求人も扱われているため、年収アップを達成しやすい背景があります。
理学療法士がどのエージェントを活用すべきかについてはこちらの記事でまとめています!!

まとめ|転職は「自分の価値を正しく知る行動」
20代の理学療法士に言いたいことは、1つです。
“理学療法士”という国家資格がある以上いつでもこの仕事に戻ることが可能です。
最初の病院で定年まで勤め上げるのははっきりいうと機会損失です。
自分という商品を最大限高めるには、転職市場に自分を晒したり、副業などが必要です。
もちろん日々のリハビリ職務を全うし、経験・技術・知識を深めていくのは大事ですしそれを続けることに対しては大きなリスペクトを表します。
しかしその行動は残酷ですが大幅な年収アップには繋がりません。
せいぜい5〜10年後にセミナー講師として話せるくらいです。
リハビリ職のスキルを高め実績を残したら転職し年収アップ。
理学療法士を続けるならこれの繰り返しが一番“年収”という結果に反映されるでしょう。
