(臨床)働き方・体験談

理学療法士の転職回数は多いと不利?2回経験した私が年収UPのコツと「軸」の作り方を解説

はる坊です。

5年間の間に「PTからPT」「PTから医療機器営業」と2回の転職を行い年収UPに成功しました!

そこで今回は「転職の回数が多いと不利になるのか」について解説していきます。

  • 転職をしすぎるとネガティブなイメージが付きそうで動けない…
  • 既に転職を2回以上しているけど大丈夫?

日本においては転職に対してネガティブなイメージを持つ方はまだまだ多い印象です。ですが、アメリカにおいては生涯平均転職回数は12回前後ですし、日本においても終身雇用の時代は終わりつつあります。

実際自分が今いる会社では中途の方ばかりですし、その方々も3〜5社程度経験されている方がとても多いです。

ぜひ転職活動の一助になれば幸いです。

📍今回の記事でわかること

  • 2026年現在の転職市場(売り手市場)
  • 「転職回数が多い=転職に不利」にはならない理由
理学療法士
はる坊

私も前職を1年で離職していますが、面接で丁寧に理由を説明すれば無事にご納得いただけました!

【結論】理学療法士の転職回数はネガティブではない!軸があれば評価される

結論としては「理学療法士の転職回数は全くネガティブではありません!むしろ、なぜ転職を多く繰り返してきたかを説明できればかなりポジティブに伝えることができる!」です。

どうしても転職回数が多いと、次のイメージを持たれがちです。

  • 入職してもすぐに辞めそう…
  • コミュニケーションをとるのが苦手なのかな

日本においては、これまで「終身雇用」が当然だったように転職に対して良いイメージを持たれていないのが印象的です。

しかし、時代は変わり令和の今、むしろ転職があたりまえの時代が到来しています。(参照:厚労省)

  • 2000年頃…平均転職回数は0〜1回
  • 2026年…平均転職回数は1〜2回
  • 米国の生涯平均転職回数は10〜13回

大切なのは自身の転職軸を持つことです。

私の場合は「医療業界に貢献し、より良い治療を患者さんに届けたい」この軸をぶらさずに理学療法士→理学療法士→医療機器メーカー営業と2回の転職を行ってきました。

「①なぜその業界なのか ②どう貢献したいのか」この2つさえ外さなければ軸はぶれません。むしろその業界で市場価値を上げ、転職の度に年収を上げていく方は多いです!

後章を参考にしていただき、少しでもご自身のキャリアが有利な方向に働くように整理していただけると幸いです。

理学療法士
はる坊

嘘はダメですがものはいいようです。ポジティブマインドでキャリアを整理していきましょう!

売り手市場が続く2026年現在の転職事情

終身雇用の崩壊と医療業界におけるキャリア観の変化

トヨタ自動車の豊田章男社長(当時)が2019年に「終身雇用を守っていくのは難しい」とコメントしました。

日本を代表するトップ企業の社長が明言したことで当時は大きな衝撃を与えニュースやSNSで大きな話題となりました。

  • 終身雇用意=社員全員が幸せではない
  • ITやグローバル化など、時代の変化が早すぎる
  • 雇用の維持が企業にデメリットの可能性

ネットやAIが発達してきたこの激動の情報社会において、ビジネスモデルの維持、業績が悪い事業や部署の維持は会社にとってマイナスにしかなりません。

終身雇用が難しいのであれば、自分の身は自分で守るしかありません。自らの市場価値を最大限高くし、会社に何かあっても他の企業に拾われる存在になる必要があるのです。

自分の強みを磨いて「市場価値」で勝負する時代

「自身の市場価値最大化=最大の保険」です。

私の場合は自身の市場価値を次のように分析しています。

  • 理学療法士として臨床知識・経験を持つ
  • 医療機器メーカー営業として医療業界で従事
  • 臨床知識×メーカー営業として他にない存在になる
  • リストラされてもPTもしくは営業として別の会社へ

自身の医療業界での武器を存分に活かしてこの業界では食っていける状態にしています。

その業界でいかに市場価値を高くするかを日々考えて行動しています。

理学療法士
はる坊

+αスモールビジネスや資産収入でさらに保険を作っている最中です!

転職回数が多くて不利になるパターン(ネガティブ評価)

明確な目的がない短期離職

例えばですが、「理学療法士から訪問理学療法士に転職してやっぱり訪問が合わないから1年経たずに離職した」となると、この人は突発的な行動をするのかなといい印象を持たれません。

どうしてもこの病院・企業で〇〇のスキル習得に励みたかったから転職したとなれば、合理性のある転職でむしろ評価される可能性があります。

一貫性がなく軸が見えない異業種・異分野への転職

職種でいうと「事務系→営業職→エンジニア」、業界で言うと「医療→インフラ→家電」、このように全く未経験の業界・職種で転職を繰り返すのは得策とは言えません。

その業界で市場価値を伸ばすことが難しいですし、結果年収も一からになってしまいます。

もちろんどうしてもその業界・職種で働きたいのであればありですが、「年収を上げるための転職」と言う意味では少し厳しいところがあります。

面接で転職回数を突っ込まれたときの『切り返し』の型

年齢にもよりますが、転職が3〜4回になってくると面接で「転職回数が多いですが大丈夫ですか?」と聞かれることもあります。

この時は理由さえ述べることができれば全く問題ありません。

「一つ目の企業では〇〇業界で〇〇のスキルを習得したいと考え入職し、2つ目の企業には〇〇という理由で入職。そこで培った知識・経験を最大限御社に活かしていきたい。」

定型分かもしれませんが、前職それぞれで何を習得し次の職場に還元できるかを言語化していきましょう。

転職回数を武器に変えるアプローチ(ポジティブ評価)

これまでの経験を掛け合わせた「軸」のあるキャリア形成

自分の経歴を因数分解することが大事だと考えています。

例えば、私の場合はもともと「理学療法士×整形外科領域」でした。整形外科領域の方だけ残して医療機器営業に転職することで「医療機器営業×整形外科領域」になりました。

業界もしくは職種のどちらかを残せば、軸足を残したいいキャリア形成になると考えています。次の職場へ行った時にも少し勉強する内容が異なるだけで大きくズレることはないからです。

むしろ企業側も社内にない知見として有益な情報を持ってきてくれるかもしれないので、非常にウェルカムになるケースもあります。軸足を残した転職を繰り返していれば転職回数が多くてもその行動に一貫性があるのでネガティブなイメージは持たれにくいでしょう。

私の周りの軸足を残した転職例

  • 理学療法士×整形外科 → 医療機器営業×理学療法士
  • 医療機器×営業 → 民間保険×営業
  • 精密機器業界×海外営業 → 空港業界×営業

やりたいことを言語化し、説得力を持たせる志望動機

なぜその企業を選択したかは非常に大切です。

  • 理学療法士をしながらも手術見学に入ることがあった
  • オペ室の空気に触れ自分もオペに尽力したいと考える
  • 今までの解剖知識を活かしつつ別視点から医療業界の発展に貢献したい

私は上記の流れで志望動機を話していましたが、要はストーリー性です。

なぜ?と指摘されてもすぐに返せるくらいに自身の経歴を話すことができれば、かなりポジティブに捉えてもらうことができます。

『逃げの転職』と『攻めの転職』の境界線

一般的には次のように分類されるでしょう。

  • 『逃げの転職』… 現状打破、短期的な目線でしか見れておらず、今の環境を変えるためだけの転職
  • 『攻めの転職』… 目標達成、長期的な目線で自分の成し遂げたいことを達成するための転職

客観的に見た時に「この人は自分の成し遂げたいことのために行動している」と思えるかどうかです。そのような転職であれば周りも味方になりやすいですし、この人は長く会社に貢献してくれると考えられます。

『攻めの転職』が多い分には問題ありませんが、『逃げの転職』が多い場合には注意が必要です。

ただし、『逃げの転職』が必要な人もいるのでそこは誤解なきようお願いいたします。労働環境や人間関係に押しつぶされ倒れてしまうことは最も避けるべき行動です。

医療機関(臨床)と一般企業(一般職・異業種)での転職回数の見られ方の違い

医療機関では比較的転職回数に寛容な印象があります。

特にコメディカル部門ではとても転職は盛んです。(医師は医局の影響もあるので転職というよりは様々な施設で経験を積まれます)

理学療法士や看護師として2〜3施設の職場を経験されている方は、むしろ転職市場においてこの人は経験値が豊富な方なのかなと興味を持たれることが多いです。

もちろん短期離職(1年未満)を繰り返している場合は前述したとおり、あまりいい思いはされないことがあります。

そして一般企業の場合はもう少しシビアに見られます。コメディカルからコメディカルへの転職は「同業界同職種」への転職です。もちろん企業転職も「同業界同職種」であれば転職難易度はそこまで高くはないでしょう。(例:銀行→銀行)

しかし、理学療法士から医療機器メーカー営業のように「同業界異職種」への転職になると転職回数が多いけどこの人根気強く頑張ってくれるかなと疑問が生じます。

「異業界異職種」であればなおさらです。

転職回数は1〜2回(各企業で3年前後は在籍)であれば許容されるかもしれませんが、ここで気になるのは転職の軸があるか、その転職の質でしょう。

自分の転職軸が定まらないなら転職エージェントの壁打ちを活用する

ここまでの話を聞いても「転職回数が多くて不安が強い…」と感じる方は転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントは無料で転職相談に乗ってくれる、いわば『転職のプロ』です。

  1. ビズリーチに登録し職務経歴書を埋める
  2. レバウェルやJACリクルートメントに登録
  3. 5-10人のエージェントと面談
  4. 1-2人に絞って転職活動を進める
  5. 内定獲得

私はこの流れで進めていました!転職活動の際には自身の経歴を整理する必要があるのですが、これには客観的な意見があった方が確実です。

並走して書類作成を行うことで、企業の書類選考通過率もグッと上がるので相談しない手はありません。私もおかげさまで4/5社書類通過し、2/5社内定でした。

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まとめ|転職は慎重かつ大胆に!数を重ねるほど見えてくる職場選びの本質

転職回数はその理由さえ説明できればむしろポジティブに働きます。

そして、転職回数が多いということは様々な病院や企業をみているということで、多くの面接を通過してきた証です。

面接官を見れば大体その会社の社風も見えてくるのではないでしょうか?

慎重に転職活動を進めていただき、最後は大胆にここ!と決めていただければと思います。

次の転職が良縁になることを祈っています!