今回お話しする内容は、
“給与所得の特性” についてです。
理学療法士として働く多くの方は、
「安定した給与」を理由に正社員という選択をしているはずです。
かくいう自分もその1人でした笑
しかし、給与所得には意外と知られていない “弱点” があることをご存じでしょうか?
税金面や職場依存など、働き続ける中で見過ごされがちな課題は少なくありません。
この記事では、
理学療法士が知っておくべき給与所得の弱点を5つ紹介し、それに対してどのような解決策を持つべきかを解説します🏋️♀️
最後には、
自分が給与所得の弱点に対し何をしているかについても話しています!
よろしくお願いします😊
はる坊
理学療法はあくまで会社員。
営業や経理の人たちと立ち位置は同じです!
目次
弱点① レバレッジが効かない
給与所得の特徴は
“働いた時間に対して収入が発生する”
という点です。
つまり、労働時間を増やさなければ収入も増えません。
株式や不動産といった資産所得、またはビジネスによる事業所得とは違い、レバレッジ(てこの原理)が効かないのです。
学生時代にバイトをした後、そのまま理学療法士になった自分にとって、
“給与所得以外に報酬を得る方法がある”
と知った時は目から鱗でした👀
理学療法士の場合、
残業や掛け持ちで収入アップは可能です。
しかしすぐに100万円アップ!
といった爆発力は100%ないでしょう😭
知識・経験を積み重ねてセミナーが開催できるレベルの理学療法士になる。
その後、院外で講師をして収入源を得たり、教員になるのも素晴らしいことです。
が、少し時間がかかるのが難点です。
“働いた時間=お金” という構造から抜け出せないことが給与所得の大きな弱点なのです。
はる坊
給与所得には安定して毎月貰えるという強みもあるので、上手にこの給与所得を活用できるようになればかなり強いです💪
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弱点② トップ人材でも税金面で不利
給与所得は税制面でも不利な仕組みになっています。
どれだけ優秀で高給を得ていたとしても、
所得税や社会保険料は自動的に天引きされます。
しかも給与所得控除には上限があり、年収が高くなるほど相対的に税負担が重くなります。
📍累進課税制度
日本の所得税は “累進課税制度” を採用しています。
これは所得が高くなるほど税率が上がる仕組みのことです。
つまり、税負担額は
収入少<収入多 というわけです。
例えば、195万円までは5%、330万円までは10%、695万円まで20%…というように、階段状に税率が上がります。
一方、
事業所得や不動産所得では経費計上によって課税所得を減らすことが可能です。
理学療法士は専門性の高い職業です。
しかし、給与所得に依存している限り、
この “税金の壁” に直面し続けることになります。
主任・課長と昇進して給料が上がっても
税金が増えて手取りがあまり変わらないとかだとやってられないですよね😅
弱点③ 評価者が他人
給与は “どれだけ頑張ったか” ではなく
“上司や経営層の評価” で決まります。
理学療法士の世界でも、
臨床スキルや患者満足度が高い人が必ずしも高い評価を得られるとは限りません。
組織の評価基準や経営層に左右されます。
この “他人に収入を握られている状態” には、息苦しいものがあります。
僕の体験談として、
「例えリハビリで結果を出して患者さんがとても満足して退院しても、自分の給料が1円も上がらない」
これだとなかなかモチベーションを保つのに苦労します😭
上司に何回「勉強が足りない」と言われたでしょうか笑
自身の結果が反映されにくい業界です。
はる坊
患者さんに感謝されるのは素直に嬉しいんですけどね..。
弱点④ 職場に依存してしまう
給与所得は “職場ありき” で成り立つため、勤務先に依存せざるを得ません。
職場の経営状況が悪化すれば雇用は不安定になり、人事異動や人間関係のトラブルでも働きにくくなります。
友人の理学療法士で、経営不振によりボーナスカットを食らった方がいました。
これはどの病院にいても起こり得るので、絶対に2つ以上の収入源が必要だなと聞いていて実感しました。
特に医療・介護業界では、病院の経営統合や診療報酬の改定によって、職場環境が大きく変わるケースも少なくありません。
給与だけに頼っていると、環境変化の影響をまともに受けてしまうのです😥
弱点⑤ 働くのをやめたら給与が止まる
最後の弱点は “働かなくなった瞬間に収入がゼロになる” ということです。
体調を崩して長期休職した場合や、定年退職した場合、給与所得は一気に途絶えます。
もちろん健康保険に加入していれば、傷病手当金や失業保険という形で多少カバーはされますが、満額ずっと保証されるということはありません。
理学療法士は身体を使う専門職であるため、怪我や病気がキャリアに直結するリスクもあります。
給与所得に依存していると、不測の事態に対応できる備えが不足してしまうのです。
自分の父が入院した際にここは嫌というほど思い知らされました。
今はなんとか元気そうなのでホッとしていますが。笑
弱点を補うためにできること
これらの弱点を補う方法としては、以下の方法が挙げられます。
- 副業で月5-10万円稼ぐこと
- 積立NISAで投資信託を購入
- 高配当株投資で配当金をもらう
- 不動産投資でキャッシュフローを得る
もちろんハードルは高いですが、これらは全て “第2の収入源” になり得るものです!😊
おすすめの行動としては、
まず現状より給与が高く、休みが多い職場に転職。空いた時間と増えた給料を使って新たな収入源をつくることです!
具体的には、より条件の良い職場に転職して収入アップと時間を獲得。
また、ブログ運営や物販、SNS運用・代行といった副業を始めれば、少しずつでも給与以外の収入を作り出すことが可能です!
(もちろんそれ相応の努力は必要です!)
どれが自分に合うかを探してとにかく行動。
そこに年齢は関係ないです。やるか今やるかです🔥
転職は何から始めればいいの?
という方はこちらの記事👇を参考にしてみてください!

まとめ|給与所得をうまく使える側になろう!
給与所得は決して悪いものではないです。
ここは強調しておきます。
安定した給与が毎月貰えるのは非常に心強いです💪
ただ弱点が多く限界あるのも事実です。
弱点をしっかり把握しどういう行動をとるか、そこが今回伝えたかったことです。
📍給与所得の弱点
- レバレッジが効かない
- 税金面で不利
- 評価が他人
- 職場依存
- 働けない状態になると収入が止まる
転職で収入を底上げしながら、副業や投資で別の収入源を作る。
これこそが、給与所得の弱点を補い、将来に安心感を持つための第一歩となるでしょう🏋️♀️
日々一緒に挑戦していきましょう🔥

