はる坊の生活

【セミナー✖️理学療法士】現役理学療法士がセミナー受講について最近思うことをただ話してみた

はじめに

理学療法士としてはや4年が経過しましたが、患者さんに対し少しずつ治療結果が出せるようになってきたかなと思う、今日この頃です。

そんな中思うのが、普段の勉強の手段についてです。

多くの人が、文献を読む、学会で発表し意見を貰う、セミナーに参加する、

この辺りで勉強されてる方がほとんどかと思います。

今回はそんな中でもセミナーについて最近思うことを書いてみようかなと。

よろしくお願いします!

論文を読むvsセミナー

最近ふと思うようになりました。

セミナーはもういいかなと。というのも、セミナーで言われていることって大体どこかの文献に載ってるんですよね。

文献であれば都度最新の情報が更新されますし、見返すこともできます。グーグルスカラーやパブメドを使えば無料ですし、最近ではChatGPTを使うのも全然ありでしょう。

セミナーは一時的には気合が入るんですが、なんかセミナーに行って満足してはい終わりってどうしてもなっちゃうんですよね。

はる坊

ここ2年くらい2-3個行きましたが、結局その場だけ気分が上がって終わりなんですよね。。

もちろん全く知らない疾患に対し、勉強の入りとして聴講しに行くのはありだと思います。

しかしながら、4年も整形外科の理学療法士をしていると、どこかで聞いたことのある内容がほとんどになってきます。

ただそれと同時に思うのは、医師が講演するセミナー等であれば聞きに行ってもいいのかなと思います。

医師がどう考え手術や注射などを行っているのか、自分の病院ではどうしているのか、これらの知識を知ることでかなり知識が深くなると確信しています。

医者の知識と理学療法士の知識

本当はここに違いがあってはならないと思うのですが、

お医者さんと、その下で働く理学療法士の間で、考え方が異なったリハビリテーションを展開しているPTが圧倒的に多いと思います。

特に整形外科だからそう思うのかもしれませんが、本来PTは、Drの治した構造物を壊さないようにリハビリを進めていくべきです。

例えば、前十字靭帯(ACL)を再建したあとのリハビリとして、

「前十字靭帯はどこまで可動域を広げたら伸ばされるのか」

「再建した靱帯は何週間たてば元通りの強度になってくれるのか」

そう言ったことを考えつつ、壊さない範囲ギリギリでリハビリを進めるべきです。

整形外科は医師と理学療法士の両方が在籍しているのが強みです。

この強みを活かすためにも、医師の知識をもっと吸収していこうかなと思っています。

よりよいPTは医師の知識を持ち合わせている気がする

突然ですが、「うさんくさいPT」って結構多くないですか?

「足の親指の裏をさすってあげると立ちやすくなりますよ」

「肩が痛いのは指先の問題です」

たぶんですけど、こんなん整形外科のお医者さんに言ったら「は?」って言われてしまうと思うんです。

これは間違いないと思うのですが、より良い理学療法士は医師と同じ知識を身につけています。そう確信しています。

というのも、

先輩PTから指導を受けている時に、ああそうかと腑に落ちる瞬間にはいつも「解剖学的用語」を用いて話をしてくれるからです。

「今までの経験ではこうしたら治ったよ」

「ここは拘縮しやすいよ」

こんな言葉をなんの根拠もなく話されると、納得できませんと一蹴される、あるいは後輩も納得のいかない表情を浮かべる、こうなるのがオチです。

はる坊

ただの愚痴ですみません。。

最後に

今の自分が思うに、セミナーはあくまで駆け出しの理学療法士が利用するもので、基本的には文献を読む、あるいは学術集会に参加するのが一番の勉強法じゃないかなと思います。

もう一つ選択肢があるとするならば、「環境」です。

常々言っているかもしれませんが、大事なのはやはり環境に尽きるかと。

自分自身レベル10のところが当たり前な毎日を過ごしているように思えても、周りから見ればレベル5に見えたり、もしくはレベル20のことをしているように見えたり。

理想的なのは、「職場に信頼のおける先輩が在籍していること」ここです。

おそらくどの仕事でも同じだと思いますが、どんな仕事でも信頼のおける上司って1人はいるはずです。いないなら違う環境を選ぶべきなのかもしれません。

指導を仰げる、成長できる職場選びを心がけてください。もちろん人生の価値観が別のところにある方もいるので強制は全くしませんが、ぜひ環境は大事にしてほしいなと切に願っております。

転職も視野に頑張っていきましょう!!

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