リハビリ

【実体験】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の違いとは?元PTが語るリアルな現場と進路

はる坊です。

整形外科領域の理学療法士を5年経験し、そこから医療機器メーカーへと転職し年収UPに成功しました!

今回お話しする内容は「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士」の違いについてです。

・高校生で進路に悩んでいるけどリハビリ職の違いがわからない
・仕事内容や給与など、リアルな現場での違いが知りたい

進路に悩まれている方にぜひ読んでいただきたい内容になっています。

身近に知り合いがいないとリアルな現場はわからないと思うので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

📍今回の記事でわかること

  • 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリアルな仕事内容と違い
  • 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士それぞれに向いている人の特徴
理学療法士
はる坊

僕も詳細な違いは大学に入ってから、実際に働いてから知りました笑

【結論】理学療法士は身体機能・作業療法士は生活動作・言語聴覚士は嚥下や言語能力の治療を行う

結論を最初にいうと以下の通りです。

  • 理学療法士⇨身体機能(可動域の拡大や筋力向上)
  • 作業療法士⇨生活動作(箸を使う・服を着る)
  • 言語聴覚士⇨嚥下(飲み込む動作)や話す練習など

もっと詳しく解説していきますね!

ここでは憲法的な定義など既にいわれている内容にはほとんど触れませんのでご容赦ください。

理学療法士は怪我や病気から日常生活への復帰までを支援する

理学療法士は主に怪我から日常生活への復帰までをサポートします。

マイナスからゼロに戻るまでをサポートするイメージですね。

例えば

  1. 骨が折れて救急搬送
  2. 病院で手術をする
  3. 翌日からリハビリで介入し日常生活復帰までサポートする

③の中に「関節可動域拡大」「筋力トレーニング」「心肺機能トレーニング」などが入ってきます。

ひと昔前はリハビリはなく、手術をしてはい終わりというのが通例でした。

ですが、現在は違います。手術をしてもリハビリがないとだめだよねと医師からの信頼も厚いです。手術が100点でもリハビリが20点だと120/200点(60%)の出来になってしまうのです。

さらにこれからは健康寿命の増加(活動的な高齢者の増加)に伴いリハビリの需要も増えてくることが予測されているのでまだまだ需要のある職種といえるでしょう。

また、理学療法の対象は次のとおりです。

理学療法の対象は大きく3つに分かれる

  • 脳卒中や脊髄損傷:脳神経外科
  • 骨折やスポーツ外傷:整形外科
  • 肺炎や心臓病など:内科,心臓外科

大体の理学療法士が専門的にその分野について勉強していきます。僕は整形外科疾患に特化してましたね。どれかに絞らない一生かけても勉強しきることができないからです。

「スポーツで怪我をして自分も理学療法士になった」という方が多いです!スポーツ好きの方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか?

理学療法士のリアル

  • 怪我から日常生活に復帰するまでを支援
  • 理学療法士の需要は2026年現在まだまだある

作業療法士は生活動作の獲得を支援する

作業療法士は主に以下のような生活動作の獲得のサポートを行います。

  • 字を書いたり箸を使う動作
  • 着替えや入浴動作など

ただし、臨床では理学療法士と被る点があるのも事実です。

というのも、上肢の怪我は作業療法士、下肢は理学療法士という棲み分けをしている施設もあります。

  • 橈骨遠位端骨折(手)や腱板断裂(肩)は作業療法士
  • 前十字靭帯再建(膝)や人工股関節(股)は理学療法士

理学療法士と作業療法士は法律でも一括りにされています。

そのため、歩行や立ち座りといった基本動作の獲得は理学療法士、生活動作の獲得は作業療法士と分かれますが、実状は被っている部分が多いことは知っておくべきです。

理学療法士と作業療法士どっちがいいの?と迷った方はぜひオープンキャンパスにいくか、はる坊に問い合わせるなどして、実際のセラピストに聞いてみるのがいい行動です!

理学療法士
はる坊

整形において作業療法士の方は手関節の疾患に強い印象はあります。手外科などマニアックな分野に特化するスペシャリストもかっこいいです!!

言語聴覚士は話す聞くの訓練や嚥下訓練を支援する

言語聴覚士の仕事はその名の通り言語に関する訓練を行います。

主な仕事内容は以下の通りです。

  • 失語症(人の言葉が理解できない)や構音障害(発音が不明瞭になる)に対する言語訓練
  • 入院患者さんの口腔ケア
  • 嚥下訓練(飲み込む動作)

言語聴覚士さんは他のリハビリ職と比較しても人数が少なく、PTOTが20人いる病院に1〜2人くらいです。

需要もあるので、就職に困ることはないでしょう。

自身の祖父母が言語聴覚士さんにお世話になってその道に進んだ方、ケアマネージャーの仕事をしていて実際に一緒に働いたことがありご自身もなられた方など、仕事ぶりをみてなられた方が多い印象です。

理学療法士
はる坊

担当する疾患は脳神経系の患者さんが多いです

【進路相談】進路は必ず自分で選ぶ!進路選択時は情報量が多いと間違えにくい!

医療職に限った話ではないのですが、進路に悩んだときはなぜその道に進もうと思ったのかについて考えることをおすすめします。

そして自分で最終決断をしてください。人に決められた道は必ず辞める結果になります。

どの職業を目指すのか、どの学校に行くのか、どの職場に入職するのか、必ず全て自分で決断しましょう!

一つ事例を挙げると、現在各協会の会員数は理学療法士の割合が多いです。

  • 理学療法士協会:約14万人
  • 作業療法士協会:約6万人
  • 言語聴覚士協会:約2万人

そして、肌感覚ですが理学療法士が一番辞めている印象が強いです。

これは理学療法士が一番汎用性が高いとも捉えられますし、そもそもセラピストの給与に満足いっていない方も多い印象です。

僕自身は5年間理学療法士として働き、その後整形外科の医療機器メーカーに転職しました。仕事にはやりがいがあったものの、給与に満足しなかったからです。

どのセラピストになってもそうですが、全力でその分野のことについて学んでいる方はどこかでその能力を評価されて年収を上げることに成功しています。

解剖学・運動学の知識は非常に医療機器メーカーで評価されました。もちろん評価される場所を探す行動は必要ですが…

「卒業して5年全力で勉強した人」と「卒業後惰性で働き続けた人」の差は歴然です。ぜひどの進路を選択しても全力でその領域の勉強をしてください!

理学療法士
はる坊

抽象的なことしか言えず申し訳ありません!

まとめ|進路を選ぶ時に必要な情報は「業界」「給与」「自分のしたい仕事」

進路に悩むのは情報が足りていないからです。

もし自分が今高校を卒業するとして取る行動は次の通りです。

  1. 資本主義社会の構図について学ぶ(経営者・労働者・資本家の構図)
  2. 自分の仕事に求める価値観について考える(給与、休み、したい事など)
  3. 各業界について調べ、理想と合う職業を探す

ちなみに②は働いたことがないとわからないので、迷ったら「お金」を選んでください。

お金があればモチベーションにもなるし、お金を稼ぐ業界=それだけ価値や責任のある仕事です。

そして会社員の給与はその業界によって決まります。

これだけは紛れも無い事実です。

この3つを完璧に押さえている人が進路に悩むことはありません!ぜひネットや本屋で情報収集を行ってください!

ちなみにですが、先生の話を鵜呑みにはしないように。

いうと怒られますが、先生は「教師」という職業です。教育業界ですね。

先生の話を聞くなとかそういう次元の話ではなくて、一つの業界の人の話を鵜呑みにしない方がいいということです。

様々な業界の人間と話す、あるいはYouTubeから情報を集めてみてください!

それでもわからなければぜひはる坊にお問い合わせください🔥