はる坊です。
理学療法士としてのキャリアを重ねた後、医療機器メーカーへと転職しました!臨床と企業、両方の現場を知る元理学療法士が解説します。
メーカーに転職後「手術見学の重要性」については改めて理解が深まりました。
- 整形の理学療法士は手術見学に入るべき?
- 手術見学で得られるメリットは何があるの?
整形外科で働く理学療法士にとって、手術を詳しく知ることとそのまま臨床に繋げることができるのでとても大きなメリットです!
ぜひ今回の記事をきっかけに行動していただけると嬉しいです!
📍今回の記事でわかること
- 理学療法士にとって手術見学をするメリット
- 手術見学ができる病院に転職する方法
目次
【結論】理学療法士が手術見学を行うべき理由!解剖の理解とリハビリ効果の最大化
結論から言うと、整形領域で働く理学療法士は必ず手術見学を行うべきと考えます。
- 解剖学の知識が深まりリハビリの質向上に繋がる
- 医師との連携も深まり患者さんへの話がズレない
- 医師や看護師の仕事現場を見ることでリスペクトが生まれる
- PTとして転職時の武器になる
特に大きいのが患者さんへ治療として還元できるポイントです。
患者さんに病態を聞かれた時に全く答えられないだと信頼も損ないますが、「〇〇を切ってるから硬くなりやすい」「〇〇を固定しているからこの関節は動かしても大丈夫」と答えられるとグッと信頼を引き寄せることができます。
医師とも手術について話すことで治療の方針が固まるので、することも決まり仕事も楽になります。
参考書や文献をいくら読んでもいち経験にはかないません。百聞は一件にしかずとはよくいったものです。
これからの医療において医師と理学療法士の連携は不可欠です。
理学療法士としてあるいは企業転職といったキャリアを広げるためにも、ぜひ手術見学には入ってみてください!
はる坊
上司に相談、もし手術見学できない場合は転職もひとつの選択肢です!
理学療法士が手術見学に入る3つのメリット
① 解剖学や実際の侵襲部位への理解が深まり、リハビリの質が向上する
1つ目のメリットは「リハビリの質向上に繋がる」ことです。
僕が理学療法士時代に入った手術は人工股関節全置換術(THA)です。
- どの筋肉や靭帯を切って関節内を展開するのか
- 手術時間と術後の腫れは関係するのか
- 麻酔下で可動域がどれくらい動くのか
術中の状態と、術後の状態を比較することで見えてくるものも違います。
- 大腿筋膜張筋と大腿直筋の間は指でも裂くことができるくらい疎な組織
- 麻酔科で屈曲させると筋緊張が0なので臨床と感覚が全く違う
- 麻酔下でも簡単に脱臼は生じない
あくまで1例ですが、教科書には載っていないことを学べます。
皮切の位置、注意する神経、靭帯の切り方、筋肉を切るのか切らないのか、前方開角や外方開角への意識が高まる、など術後に活かせる情報も多く集めることができます!
医師免許を持たない理学療法士は患者さんの体にメスを入れたり、注射したりはできないので、ただ邪魔にならないよう見学しているだけですが、知識の幅は確実に広がりました。
- ここに注射を打ってもらうと症状が軽減しそう
- この術式の狙いは〇〇だからその組織にストレスのかかることは止めよう
- 術中〇度曲がっていたから術後もこれくらい曲がるはずだ
より深く病態を捉えることで、効率的にかつ安全にリハビリを行うことができるでしょう!
② 医師や看護師の動きを理解でき、多職種連携(チーム医療)がスムーズになる
2つ目のメリットが「医師や看護師に対してリスペクトが生まれる」です。
普段リハビリ室にいると、案外他の職種の方々と接する機会は少ないものです。
なので医師や看護師の働いている姿を見ることはほとんどありません。
これはメーカーに転職して手術室に入るようになってから気づいたことですが、医師や看護師の方々は想像以上の戦場で働かれているということです。
その現場を知ることによって、さらに医師や看護師へのリスペクトが生まれます。
セラピスト側の言動も変わってきますし、結果チームにいい雰囲気にもなり得ます。
手術見学は上辺だけの他職種連携でなく、より密に連携を深めるためのツールにもなります!
③ 転職時の強力なアピールポイント(武器)になる
手術見学をした経験は、医療機器メーカーへの転職において大きなアピールポイントになり得ます!
手術室経験のある人は多くいません。「手術見学に入りリハビリに活かした経験があります。」と聞くととても関心を持ってもらえます。(整形医療機器メーカーの場合)
臨床に繋がることはもちろんですが、このような思わぬところでも効果を発揮してくれるので、経験として手術見学に入ることはアリといえるでしょう!
はる坊
面接官から「手術は行ったことあるんだ!」と面接時にも深掘りして聞いていただけました!
医療機器メーカーの視点|手術への理解が理学療法士の価値を高める理由
医療機器メーカーに転職して視点が変わったので共有します。
- 術式の理解が深くなると解剖学の解像度が一層増す
- 解像度が高いと医師と同じ目線で話せる
- X線を見てここは医師が壊さないで欲しいところだなとすぐわかる
医療機器メーカーではより一層の術式理解が必要になります。
理解するまでは骨が折れますが、理解してしまえばこれ以上に楽しいことはないとメーカーの人間は口を揃えていいます。
これはその通りで、医師と同じ目線で話し、医師から感謝されるメーカーの仕事はとてもやりがいです。この手術に対する理解を持ってリハビリに臨めたら理学療法士としてかなり強かったなと考えます。
手術のことを理解し、医師とディスカッションできる理学療法士は必ず医師から信頼されますし、何かあったらこのセラピストに聞こうと判断されます。
そのためにはやはり「手術見学」は何度も入るべきであると考えます。
手術室に入るハードルが高いよという方に向けて「手術室での作法や入るまでに必要なこと」についてまとめた記事もあります⇩⇩ぜひ参考にしてみてください!
※記事作成中
スキルアップ!!「手術見学ができる病院・施設」への転職も選択肢
手術見学が今の自分が成長するために必要だと考えている方で、かつ今の職場ではその経験ができないという方はぜひ「転職」を視野に入れてみるのはいかがでしょうか?
理学療法士の友人や学校の先生、転職エージェントに相談すると「手術見学ができる病院」意外と簡単に見つかります。
自分の転職方法は次の通りです。
- ビズリーチに登録し職務経歴書を埋める(転職先は関係ない)
- 1〜2つ転職エージェントに登録する
- 5-10人の転職エージェントと面談
- 1〜2人に絞る
- 書類作成や面接対策
- 内定
少し大変かもしれませんが、この順で進めるのが一番効率的だと考えています。
「どの転職エージェントがいいの?」という方はこちらの記事を参考にしてみてください⇩
また、「理学療法士から理学療法士」への転職を考えている場合におすすめしているエージェントは「レバウェル」です。ぜひこちらから無料登録してみてください⇩
まとめ|手術見学を経験して理学療法士としての価値を高めよう
手術見学に入って知識の研鑽を積むことは間違いなく理学療法士としての価値を高めてくれます。
そしてそのメリットは多岐に渡ることも解説してきました。
患者さんにより良いリハビリを提供するためにも、ぜひ手術見学を行い自己研鑽に励んでいただきたいです。
その行動は自身の市場価値を高める結果にも繋がります!
日々一緒に挑戦していきましょう🔥


