リハビリテーション

【理学療法士×手術見学】現役理学療法士が手術見学の重要性を解説

はじめに

今回は4年目にして初めて手術見学を行ったので、その経験談を記載していきたいと思います!

4年目にして今更?と思われる方も多いと思いますが、色々あって今に至るということで許してください。

今日感じた手術見学の重要性についてしっかりまとめていきます。

行かなきゃ行かなきゃと思い、行ってみるとやはりPTに手術見学は必須だなと。

あまり詳細なことは記載できませんが、ぜひ最後まで読んでいってください!!

THA(人工股関節全置換術)の手術見学

今回入らせていただいた手術は人工股関節全置換術、THA(Total Hip Arthroplasty)と呼ばれる手術です。

「どこを切って関節内に侵入しているのか」

「術中にどのような関節操作が行われているのか」

「麻酔をかけられた患者さんの関節可動域はどれくらいなのか」

などなど今まで疑問に思っていたことを一気に見てきたため、患者さんの体に対する理解度が一気に高まりました。

例えばですが、

  • 大腿筋膜張筋と大腿直筋の間は指でも裂くことができるくらい疎な組織
  • 麻酔科で屈曲させると筋緊張が0なので臨床と感覚が全然違う
  • 麻酔科ですらそう簡単に脱臼は生じない

あくまで1例ですが、教科書には載っていないことが多く学べました。

実際に手術室に入ると、独特の緊張感が走っており、手術が開始するとDrの先

生も神業のスピードでどんどん関節内に侵入していきます。

手術に圧倒されている間にあっという間に終わってしまいました。

医師免許を持たない理学療法士は患者さんの体にメスを入れたり、注射したりはできないので、ただ邪魔にならないよう見学しているだけですが、知識の幅は確実に広がりました。

教科書やYouTubeで見ているだけでは限界があるなと改めて思い知らされました。。

リハビリに対する姿勢が変わる

あくまで個人的な意見ですが、手術見学を経て、リハビリに対する意識が何か変わったように思えます。

言語化するのが難しいですが、

例えば、

患者さんが来て教科書や画像を見て情報収集。そして症状改善に挑む。

今までこの流れで行っていたのですが、ここにDrの見解も重要だということが加わりました。

「術中は〇〇度膝が曲がっていた」 「ここに注射を打てば症状が緩和されそう」

など、Drの考え方を理学療法士の考え方を組み合わせると、より患者さんの病態に近づけそうだなと考えるようになりました。

Drの術式はどれか、その術式はどんな効果を狙っているのか、してはいけないことは何か

理学療法士の意見だけでなく、これらも考えることでより安全にかつ効果的にリハビリテーションを行うことが可能であると。

言語化難しいですね。。

はる坊

Drの先生と直接話すことがいかに大切か学びました。

医療はチーム医療、PTの独りよがりはNG

理学療法士として経験年数を重ねてくると、嫌でも自我が芽生えてきます。

Drのカルテをみて、

「何か違う気がする」 「この評価はしたのかな」

と、理学療法士目線の思考がどうしても根付いてしまいます。

ここで驕って、Drの説明と異なることを患者さんに伝えてトラブルになってしまったりするケースは少なくないでしょう。(僕の周りでもありました)

手術を見て、「ああこれは僕にはできないなと」

同時に、目の前で生じている神業に感動すら覚えていました。

先生には先生の考えがあります。それをないがしろにしてリハビリを進めることは誰の特にもなりません。

転職も視野に自分を成長させていきましょう!

実際僕も転職してから、初めて手術見学に入ることができました!

これを機にどんどん理学療法士として成長してやろうと思っています。

やはり真剣に望んだ転職は自分にプラスの何かをもたらしてくれます。

これは誰でもできるし、さらに自身の現時点での市場価値を知ることが可能です。

その結果別に転職せずその職場に残るという選択ももちろんありですし、転職活動をするだけなら誰にも害を与えず自分にはメリットしかないです!

「転職に意味がある」というより、「転職活動に意味がある」ということです。

変わらないことはもちろん大事です。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、一歩踏む出す勇気も大事なんじゃないかなと思います。

やるか今やるかです!

この機に一度転職活動をしてみるのはいかがでしょうか?

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