はじめに。
2024年の元旦に、能登半島地震が生じました。
年明け早々にこのような災害が生じてしまい、被災された方々の無事を祈るばかりです。
ここで何もできずただ祈っていてもしょうがないので、稚拙ではありますが、執筆させていただきます。
まずはこの度被災された方、そして命を落とされてしまった方へお悔やみ申し上げます。
そして今なお余震が続いている状態です。
決して焦らず、一丸となって行動していただきたいです。
特に未来ある小さな子供たちを最優先で守ってあげてください。日本は強い国です。
各地から、あるいは各国から支援していただけるはずです。
どうか誤った決断はせずに、生き延びてほしいです。よろしくお願いします。
僕たち理学療法士にできること。
このような自然災害が生じたときに、僕たち理学療法士も現場に行って何かできることはないかと考えます。
早期のリハビリテーションは、適切に行われれば必ず患者さんに効果をもたらします。
もしリハビリができない状態でも、レントゲンやCTの状態、理学所見などをみて患者さんに自身の状態を丁寧にお伝えすることで、ある程度の安心感を与えることは可能だと思います。
自分自身の状態を知ることで、このままいていいのか、それとも悪いのか
動かすべきなのか安静にするべきなのか
やはりこういう急性期では、自分が今何をすべきかというのとお伝えすることで、患者さんは安心感を得られると思います。
これは術後でも同じで、やはり患者さんは安心したいものです。
これが治るのか治らないのか。今後どうなっていくかの予後予測。
これをしっかり理学療法士が見て指導するべきだと思います。
医師の先生方は診るべき患者さんの数が多すぎて、大体大丈夫なのは分かったとしても、そこまで懇切丁寧に指導してあげる時間がありません。
そこはやはり理学療法士の仕事になってくるのかなと最近考えるようになりました。
怪我に対する予後予測。
怪我をして、腫れている、出血している、熱を帯びているときは決して無理に動かさず安静にしていてください。
炎症反応:腫脹、熱感、発赤、疼痛、機能障害
炎症反応と言って、人間の組織が壊れると必ずこのような反応が生じます。
これは治る過程で必ず必要な反応です。
急性炎症期は約3日程、その後2週間程度の炎症期を経て徐々に炎症は落ち着いてくるかと思います。
2週を超えてくると次はだんだん組織が治ろうとしてきます。修復期と言ったりします。
そこからもまだ安静にしていると固まってくるので(拘縮が生じやすい)、
動かせるならばある程度動かしたいところです。
ただし状態によります。
明らかに痛みが引かない、関節が反対と比べて変な方向を向いている、まだ腫れている
このような状態のとき、骨折や靭帯損傷なども疑います。
骨や靭帯が壊れている場合は勝手に治ることは考えにくいので手術になったりするケースもあります。
ここは正直診てみないとなんとも言えませんが、できるだけ医療従事者に指示を仰ぐようにしてください。
最後に。
現場に行って支援できないのが本当に実力不足で情けないです。
寄付金を募る団体があれば必ず寄付させていただきます。
その程度しかできず本当に申し訳ありません。
1日も早い復興を心から願っています。
前を向いていれば絶対にいいことがあります!! 絶対に諦めず戦ってください!